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2006年7月27日 (木)

豚男は最高の走り屋

060726_23500001 今週はバイクの話を全然書いてない。たまにはバイクの話は無しで俺の趣味的な事に暴走してみたい。俺は映画を見るのが好きでアニメもよく見る。宮崎アニメは子供の頃からファンで俺が最初に見たのはテレビの侍ジャイアンツだ。高校生になり月刊アニメージュで連載してた風の谷のナウシカで宮崎駿の名を知った。もののけ姫を映画館に見に行った時はストーリーがナウシカの焼き回しに思えて怒ってすぐに出てきた。後でよく考えてみるとよっぽど同じ事を訴えたかったのか?と思う様になった。人間は好き放題してると地球にとって単なる癌細胞になるぞ!地球が死ねば自分達も死ぬんだぞ。そう言ってる気がしてならない。 (深読みし過ぎ?)俺が宮崎アニメで最高に気に入ってる作品が紅の豚だ。走り屋の俺から言わせてもらえば世界中のバイク&カーアクションの映画も子供騙しに見えてくる。なぜそう思うかこれから俺の独創的解説を聞いてくれ。

まず飛行気乗りで賞金稼ぎの豚になる呪いの掛かった男 (俺がこんな姿になったら暴れて怪奇映画になるはず)がアメリカから名を売りに来た腕利きの男と本人が望まぬ形とはいえ勝負をした。豚男のマシンは絶不調。勝利はアメリカ野郎のモノになる。ここからが凄い。豚男は言い訳を一言も洩らさない。これは相当な精神力が必要でストレスもかなり掛かる。よくF1レースとかでリタイヤした選手がリタイヤした理由や原因を喋るだろ。あれは喋らないと自分の存在価値だけじゃなく、これからのレースのモチベーションまで無くしてしまう危険を避ける為だ。この先のモチベーションを維持するために絶対必要な事であってこれをしなければドライバー自体やってられない位落ち込んでしまう。F1ではないが、これをやらないせいで自殺した競技者もいる。自分は今の状況において常にベストな仕事をしている。そう思わないと次の日からの活動に支障が出てくるはずだ。なのに豚男は何も言わず全財産を使って愛機を修理する。恐ろしい程の忍耐、そしてダンディズム。 (その分、リターン・マッチでの勝利は格別だろうが・・・)しかもこの修理にもドラマがある。操縦者に恵まれない為に素晴らしいポテンシャルを持ちながら陽の目を見ないエンジンがあって、そのエンジンを自分の機体に載せ替えする。 (現代の考え方では良いエンジンなら扱い易いはずだがレベルが高すぎるエンジンと考えれば納得できる。)このエンジンに合わせて機体もモディファイされ稀に見る傑作に仕上がり、メカニックもこの機体に特別な感情を持つほどに。 (チューンナップ好きならここの所も堪らない。)そして今度のアメリカ野郎との再戦では金と女が絡み世間からも注目の的で勝てば全てを手に入れ、負ければ全てを失う。このシュチュエーションがどんなに凄くて素晴らしいか男ならすぐ判るはず。 (ここまで徹底した設定は普通の男ならプレッシャーで潰れると俺は思う。)

映画のクライマックス。アメリカ野郎は空中バトルでの豚男の実力が自分より一枚上なのを判りつつ、納得できずに勝負は地上の殴り合いとなる。 (ここら辺も実に人間的でいいね。最近はあまり見る事ない男の世界だ。)豚男はアメリカ野郎に空で汚名を晴らし、陸の腕っぷし真っ向勝負でも勝つ。映画では第三者の目で見るから冷静に鑑賞できるが豚男本人の立場なら、もういつ死んでも良い状態で最高に至福の時に違いない。だか喜びをすぐには顔には出さない豚男。お前、カッコ良過ぎだぜ。誰かこの映画のストーリーそのままパクッて実写で走り屋映画作らんかな。二輪・四輪どっちでもいいから。黒澤明監督の七人の侍をそのまま真似て荒野の七人作ったんだから売れてしまえば許されるかもな。

俺の知り合いでせっかくのバイクを磨いてばっかりで全然乗らない奴がいる。飛ばない豚が只の豚ならこいつは何になるのか?俺はバイクが錆びるより腕が錆びる事の方が怖いと思うのだが、人の価値観に文句を言えるだけ俺は立派じゃない。まあ、俺はサビフェチ (錆びた鋼鉄がとてもセクシーに思える)だからバイクの錆びは気にならん。乗ってなんぼのバイク乗りに徹するよ。GO!GO!マッド・ライダー

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コメント

俺も「紅の豚」はジブリのなかで一番好きです。
作中の自然保護の重要性は分かってる、「ヒトは自然を愛さなければならない」。けど「自然はヒトを愛してなんかない」ってことも教えてほしいんだよね
オフ車にハマり通勤から林道まで遊ぶから汚れようがコケようがお構い無し、只乗りっぱなしのほったらかしにはしない
豚は遊びに仕事にシビアだしマシンを愛してる、けど女に振り回されるのがちょっとニガテ
そんな豚に俺も為りたい。

投稿: 豚オヤジ | 2006年7月28日 (金) 21時15分

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