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2006年10月 4日 (水)

兵器

実は昨日で今年の俺の仕事はほぼ終わり。明日から暇な間のアルバイトを探して、稼いだお金をカブの研究費に充てるつもりだ。今日は訳あって映画「出口のない海」を見る事となった。前から気になっていた作品なのでこの機会にぜひ見たいと思い、久しぶりに映画館に入ったのだ。この映画はいきなり連合艦隊に爆雷攻撃をされる日本海軍潜水艦のシーンから始まる。その潜水艦には4機の人間魚雷「回天」が搭載しており、多数いる潜水艦搭乗員の内の4名はその回天の乗組員だ。敵の攻撃は逃れられたものの、4機の内の1機が攻撃により破損。その機に乗り込むはずの男が自分の命を死に追いやるはずの愛機?に対し無念の涙を流す。ライダーの俺としては下手すると自分を死へと導く可能性もあるバイクに乗っているだけに、この無念の涙に疑問を憶えつつも同情の目で見てしまい、思わずもらい泣きしてしまった。

この映画は俺の見解では悲しい青春映画に間違いない。三島由紀夫氏の小説の様に滅びの美学を訴えている訳でもなく、戦争の悲惨さのみを題材にしている訳でもない。青春を謳歌する時期が戦争と重なってしまった若者達の話だ。敗戦の色が濃くなるにつれ、追い詰められた日本海軍が一発逆転の期待を込めて開発した人間魚雷。やれる限りの事をとことんやり尽くしても勝てなかった戦争が映画では描かれていた。魚雷に人間を乗せて敵戦艦を撃破する不条理な作戦とは対象に、残された武器 (魚雷)を2つに切り離して真ん中に運転席を設置しただけの合理性が生み出した自殺兵器が、この悲しい青春映画により大きなインパクトを与えている。館内のお客は俺を含めて全員、映画後半から泣きっぱなしだった。そんな切ない物語とは別に俺の変態部分・メカフェチが回天の錆びた機体に痺れまくる。 (嬉しいやら、悲しいやら)

戦時中、経済学者は日本の勝利はありえないと最初から分かっていた。そんな中、科学者達はあらゆる方法で日本を勝利させようと人間性を欠いた研究を重ね、そして実践した。 原爆さえ作ろうとしたのだ。高純度のウランを積んだUボートは、ドイツから日本に到着する前に敵からの攻撃で沈没した為、作戦は頓挫したが・・・。いつもPhoto_17 犠牲になるのは何も知らない者のみ。戦争は「ガンダム」みたいなSFの世界だけでいい。平和ボケで犯罪が多発しても本物の戦争よりはかなりマシなはずだ。やっぱり平和が一番だね。 (本当は犯罪が多いのも平和とは言えないが)

神様!仏様!御先祖様!お願いです。いつまでもカブに乗れる平和な日々が続きます様に・・・

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