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2007年1月20日 (土)

異次元に生きる男達3

毎度お騒がせします。ピーキーです。

「異次元に生きる男達」はバイク乗りの話に限定していますが、「この人は別次元の人だぁ。」って人は俺の周りだけじゃなく沢山いるハズ。完全なる自分の世界に生きている人。俺もそんな人生の達人を見習いたい。

では、第3弾は個人ではなく「二輪館」というバイク屋について話そう。この「二輪館」は現在は存在しない。もう、無くなってから10年以上が経つ。このバイク屋の常連客というか、むしろ出身者というべき人は強烈な個性派揃いで、バイクの走りも強烈だった。俺がこの「二輪館」に出入りする様になった頃はバイク・ブーム全盛期。 (80年代~90年代前半)バイク屋の数も今とは比較にならないだけあった。その数あるバイク屋の中で異彩を放っていたのが「二輪館」だった。このバイク屋の悪い噂は数々あり、例えば「あそこのツーリングは毎回キャノンボール。」とか、「あそこのバイク屋の前だけは地元の暴走族も怖がって、クラッチを切って静かに通り過ぎる。」とか、「ヤバイヤツの塊みたいなバイク・チーム」など話題に事欠かない。でも俺に言わせりゃ、単なる負けず嫌いの集団。だから走りがやたら熱かったのだ。

「二輪館」には「リトル・ウイング」って名のツーリング・クラブがあった。ホンダ系のショップという事もあったが、たしかエリック・クラプトンの曲名から名付けられたハズだ。ここのツーリングは面白くて、腕におぼえのあるビジター (部外者)が参加するともう大変。参加が決まったその日からクラブ員により綿密なツーリング・プランが組まれる。「ここのルートが得意なヤツは誰だ?」「あ、オレオレ。」「じゃぁ、ここはお前ね。」「 (国道)285号は?」「そこは俺。」予めツーリング当日のルート全区間に、ビジターがトップ (先頭)を取ってしまう事を阻止する為のキラー・ライダーを決めておくのだ。 (この当時、怖いもの見たさで、噂の二輪館ツーリングに顔を出す者が多かった。)

そしてツーリング当日、ヨーさん (二輪館社長)の「今日もゆっくり走ろうね。」を合図に、いきなり全開モードの走行が開始される。キラー・ライダーによって良い様にあしらわれるビジター・ライダー。キラー・ライダーの繰り出すバイクレースでは見る事のない公道裏技ライディングに翻弄されて、本来の実力が出せずに終る人がほとんどだ。大体のビジターが自信を無くして帰ってゆく。中には、すっかり馴染んで新メンバーになる者も… 勿論、「コイツは速い!」って人は強引に何回もツーリングに参加させてメンバーに吸収してしまう。これが噂の真相。こうやって結成された「リトル・ウイング」が半端な走りをする訳がなく、どんどんエスカレートしてスピードアップ。あっと言う間に公道を走るペースじゃなくなり、最後にはほとんどのメンバーが何時でも全開走行が出来るオフ車に乗り換えてしまった。

その後、オフ車に乗り換えたは良いが、ほとんどペースは落ちずにむしろ上がってしまう。何故ならメンバーの愛車が次々とビック・オフロードバイクもしくはハイパワー・オフロードバイクになっていったからだ。 (原因は俺)

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