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2014年11月12日 (水)

訴状

1、事故発生

原告は、平成26629日午前10時頃、バイク仲間6名と東北1周ツーリングの帰り道で原告が普通自動二輪(車両番号 男鹿市○○○○)を単独走行中に『秋田市雄和平尾鳥善知鳥140番地から北方へ約500m地点(協和から雄和方面向かう途中の県道319号線、雄和協和線。以下「本件道路」という。)』で本件道路の県道崖崩れ補修工事が行われていた傾斜のきつい坂道を上り通過する際、「この先スリップ注意」の注意喚起の工事看板があったので時速30キロの徐行運転をしたにも係わらず、本件道路の工事現場に敷設された下記2のとおりの鉄板で後輪が縦に滑り、鉄板を走り抜けて舗装路に出た際に転倒し受傷したほか、下記のとおり物損等が生じた。(甲1、甲2、甲3、甲5の1ないし甲15)

 

 

2、責任原因

(1) 上記の1のとおり、本件道路の現場付近及び同坂道に敷設された鉄板は通常の道路工事に使われているレンタルの中古鉄板ではなく、雨天時にスリップ事故を誘発する可能性が極めて高い新品鉄板であり、急な坂道に鉄板を敷設する際に行われるアスファルトを上から被せる等のスリップ防止の滑り止めを施さない状態でした。(甲4の1と2、甲17の1ないし6)

(2) 本件道路は平成25年の秋に崖崩れを起こしており、冬期間は通行止めにしていて本件道路の近くには秋田空港から新しい道路が開通しており交通量がとても少なかった。

 しかし、交通量が少ないとはいえスリップ事故を誘発する危険性が高い新品鉄板を放置してよい訳ではない。

    その放置したとされる裏付けとして本件道路には、「この先スリップ注意」の看板が置かれており、これは被告が危険と知りながら放置していた証拠と言える。(甲17の1)

本件道路と同時期に崖崩れが発生した男鹿市男鹿中の国道101号線では、中古鉄板を道路に敷いた上にアスファルト舗装を行いスリップ防止の滑り止めを施した工事が行われていた。(甲16)

(3) この事から、国家賠償法 第二条 『道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。』により、本件道路は、上記1のとおり県道であり、被告がその管理者であるところ、本件事故は、道路の設置状況及び管理に通常有すべき安全性を欠くことが容易に分かるものであったことから発生したもので、同法により原告の損害を賠償すべき責任がある。

 

 

(4) 事故翌日の630日には秋田東警察署から現場検証を行ってもらい、その日の午後に県庁の秋田地域振興局建設部用地課に事故があったことを伝えると、当初は県が契約している保険で補償するとの話でした。

(5) しかし、その後に被告の姿勢が変わり88日と822日に示談交渉が行われました際、「県側には一切過失はないが、過失割合2割分の補償はしてやる。」と一方的な話し合いで終わりました。

示談交渉が行われた822日に被告が示した過失割合については、「弁護士の意見をいただいている。」、「保険会社の調査から決まったこと。」との主張でしたが、「原告以外の人物から事故報告がないから県の過失は無過失に近い。」、「運転技術に自信がある故に下車、減速もせず、または何らかの操作上の理由により事故が発生したのではないか。」との全く根拠がない説明をされ、原告はこの主張に対して疑問が生じた。(甲18)

(6) 926日、県の情報公開制度を使い、「過失割合の決定及び調査行ったとされる保険会社と担当者名。」の情報公開を請求したところ、「公開に係る行政文書を保有していないため。」を理由に公開されませんでした。

しかも、その内容として、「保険会社内での検討過程は県の関与するところではなく、県に文書は存在しておりません。なお、この保険内容は、保険会社の助言も得ながら県が示談交渉を行うものですが、助言については、交渉を進めるうえでの参考として扱っております。」と説明されています。(甲19)

(7) しかし、その前日に原告に郵送された被告の代理人、湊 貴美男弁護士の受任のご連絡では、被告から保険会社からの要請として原告が提出した損害額内訳に経過年数による時価合計が計算され示されていた。(甲20)

これらのやりとりから、被告は原告に対して過失割合の決定に保険会社が関わっているとしながらも、その一方では助言を参考として扱っているまでとして、被告の主張には矛盾があり、その正当性には問題がある。

被告は自分たちの過失を認めず誠意がない。

 

 

3、損失

本件事故により、原告は別紙 損害額内訳のとおり損失額315,953円の損害を被った。

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