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2017年2月19日 (日)

出光のオイル

映画『海賊と呼ばれた男』を観てきました。

映画のモデルになったのは出光興産の創業者。

戦時中、満州鉄道に凍らない潤滑油を売ったのは有名なエピソードです。

出光興産の潤滑油は脱蝋装置という機械で蝋分(ワックス)を取り除いています。

この蝋分が氷点下でオイルを凍らせる。

元々凍り難いオイルを選び、そこから更に蝋分を取り除くことで氷点下30度程度なら全く凍らない潤滑油を作り出せる。

南極探険隊の雪上車にも出光興産の潤滑油が使われていました。

来季の冬には出光のバイク用オイルを使ってみたいな。

若い頃、最初に働いた職場が出光興産のマークを飾ってる東京のガソリンスタンドでした。

経営者が出光興産の株主らしく、出光興産の業績に惚れて取り引きを始めた人です。

出光興産本社直営ガソリンスタンドで1週間ほど研修も体験しましたよ。

小泉今日子さんがマネージャーの運転する金色アコードでやって来て、50 ㎝くらい近くで挨拶したんだよね。

背も小さかったけど、顔がもっと小さいからテレビだと小さい見えない。

おっと、話が脱線したな。

さっき紹介した脱蝋装置のことも、この経営者から教わりました。

出光興産は機械加工を行う工場で使われる切削油や機械油の評判が良い。

やはり、それも脱蝋装置で蝋分を取り除かれているせいです。

機械の暖気運転に要する時間が短く、精度を求められる加工で要求する値に合わせ易い。

ガソリンスタンドで売られる潤滑油にはアポロ(アポロン)のマーク。

機械加工に使われている潤滑油にはダフニーのマーク。

共にギリシャ神話の登場人物です。

どんな思いが込められているかは分かりませんが、神の子の名前を付ける価値はあるってことでしょう。

話は映画『海賊と呼ばれた男』に戻りますが、出光興産の逸話にイランからの原油買い付けあります。

イギリスに支配されていたイランが独立し、それまでイギリスに取り上げられていた原油を自由に売る権利を持ちました。

しかし、イギリス海軍がイランに原油を買い付けにくるタンカーを拿捕したり、攻撃を加えると脅迫します。

出光興産のタンカーはイギリス海軍の軍艦を出し抜き、イランの原油はイランに所有権があり、イギリスに文句を言われる筋合いはないと主張しました。

その功績がイランで評価され、イランでは日本ブームが起きたそうです。

イラン人で日本に因んだ名前を付けるのが流行ったそうですよ。

当時、イランの人からすれば日本の出光興産は英雄です。

出光興産が一番最初に買い付けたからこそ、イギリスは手が出せなくなった。

そして、イランの石油が世界中に自由に売れる様になった。

切っ掛けはいつも日本。

でもまぁ、岡田准一主演の映画はハズレ無しですね。

目から大粒の汗が出っぱなし。

また日本が好きになりました。

力のある者に媚びない生き方。

勉強になりました。

役に立てれるかは知らんけど。

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