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2017年3月23日 (木)

クルマのインジェクション、バイクのインジェクション。

スーパーカブがインジェクションになって、まだ8年。

バイクがインジェクションになったのは、カワサキZ750GPから。

今から30年も前の話。

クルマにインジェクションが使われ出した当時は機械式で、細かい電子制御はコンピューター化されてから。

Z750GPのインジェクションは、クルマのインジェクションが普及して10年後なので初めからコンピューター化されての登場だ。

しかし、そのZ750GPのインジェクションの誤動作や燃料調整の変更ができないことから人気がなく廃止されて、90年代後半までインジェクションはバイクの世界から消えていた。

インジェクションがバイクに普及して喜んだのは 、バイクスタント(当時はエクストリームバイクの名称。)のライダー達。

キャブレターとは違って、マシンを直角にウィリーしてもエンジンにガソリンが過剰に流れることがなく、カブらない。

安定したウィリーが可能になった。

それまでは、燃料コックを少し絞ったり、キャブレターの油面を下げたりと大変で、ダウンドラフトタイプのキャブレターが登場してかなり改善されたが、それでもインジェクションには敵わなかった。

バイクレースでも、インジェクションのセッティングに自信が持てないチームはキャブレターに戻してレースに対応した。

バイクのインジェクションは、クルマと違いセンサーの数が少ない。

バイクは搭載できるシステムをできるだけシンプルにする必要があったからだ。

その代わりに、エンジンが求めるであろうガソリンを予測して噴射する。

その性能はコンピューターの性能に掛かってくる。

今年、インジェクションで話題になったのがホンダCRF450Rにバッテリーが搭載されたこと。

他のメーカーのモトクロスマシンにバッテリーが搭載された理由はセルスターターの為。

しかし、ホンダは違った。

インジェクションをより細かく制御する為にコンピューターに電力が必要になったからだ。

バッテリーを搭載するならセルスターターも付けてやれのスタンス。

ここら辺がエンジン屋のホンダらしさ。

インジェクションのセッティングは原付きバイクに関しては簡単です。

エンジンの求めるガソリン量を噴射するインジェクターに交換するだけ。

ケイヒンやミクニ(インジェクターを作ってるメーカー)が、キャブレターのジェット類みたいにガソリン噴射量別に販売してくれたら良いのだが、現状は市販のバイクから合いそうなインジェクターを探すしかない。

このブログに何度も書いているが、俺は噴射量を調整したインジェクターを作って使っています。

エンジンの要求に合ったインジェクターを使うと、後はコンピューターが勝手に微調整してくれます。

何時でも何処でも調子の良い走りが堪能できる。

物凄いローテクなセッティングですが、一番的を得てると思いますよ。

俺は真冬のバイク走行でキャブレターを捨てました。

しかし、キャブレターも悪くはありません。

バイクは奥が深すぎて、未だに自分の未熟さを思い知らされます。

来年の1月に参加する予定の北海道の雪上レースはキャブレターのマシンです。

キャブレターヒーターを搭載してアイシングを防止します。

さて、上手く走れるかな。

本当はインジェクションの方が良いんだけどね。

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コメント

スーパーカブがインジェクションになったのは2007年からですよー。
ピーキーさんがカブだと言ってるWAVEにいたっては2003年からです。
現在2017年です。
Z750GPは1982年位に発売されたかとおもいます。
ピーキーさんにしてみたら誤差の範囲かな?
Z750GPはフレーム剛性が低くて、足回りとのバランスも悪く、インジェクションも挙動不振なことがあり、乗り難いバイクでした。
それと、【的を得てる】は【的を射てる】では?
秋田では違うのかもです。
揚げ足を取るようなコメントでスミマセン。

投稿: 安城DGR | 2017年3月24日 (金) 23時40分

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