2009年7月 1日 (水)

いけちゃんは西原さん。

嫁と二人でデパートの書店に行った。

最近、映画化された『いけちゃんとぼく』(西原理恵子 原作)の絵本を手に取る俺。

「この本って出た当時に見なかったけ?」

全然ストーリーが思い出せない。

なんで?

不思議な事に見たはずの本の内容が全く浮かんでこないのだ。

まずは見てみる。

いけちゃんというオバケらしいキャラクターと主人公の少年との日常が面白く、西原節全開。

但し、少年の父親の死など西原さん自身に起きた事をネタにするのはやり過ぎの感もあった。(西原さんはご主人を亡くされているのでお子さんの実体験とカブる)

「なんでここまでやるの?」っと思ってたら、いけちゃんの正体をラストで知ってその謎が解けました。

いけちゃんというキャラクターは西原さんの亡くなったご主人に対する想いではなかろうか。

そうでなければここまで描けない気がする。

感動のあまり書店で号泣する俺。

それと同時に記憶が戻る。

ハッ、以前に見た時も書店で号泣して店を飛び出したんだっけ。

俺は40歳を越えた頃から嫌な事や恥ずかしい事は忘れる癖がついていたのだった。

全力で書店を出てトイレに駆け込む。

恥ずかしい~。

俺が涙もろい?

いや、『いけちゃんとぼく』が俺を泣かすのだ。

アンタはずるい人だね。

これは反則ですよ、西原さん。

皆も『いけちゃんとぼく』見て泣け。

そういえば、クレヨンしんちゃんの実写映画が出来るそうだ。

それも俺が大泣きさせられたアニメ映画の実写版だとか。

もう降参だよ。ブ~!

ほんじゃまた。

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2007年3月 8日 (木)

変人偏屈列伝

ゲロッパ!ピーキーだよ。
ここんとこの雪でな~んもできません。こんな時は本屋に行って面白い本でも探すに限る。そしたらあったよ、とんでもない本がね。集英社から発売の「変人偏屈列伝」ってタイトルのマンガだ。「ジョジョの不思議な冒険」の荒木飛呂彦氏と「女豹」の鬼窪浩久氏の二人が書いた実在の変人偏屈たちの話。異能の大リーガー、世間を手玉にとった興行師、悲運の天才発明家など実際にあった話を紹介している。自分の作ったルールに従い、社会の偏見に屈する事なく生きた者の人生が描かれていて、どれも尋常ではない。俺はこの本を読み終わってから祖父の事を思い出した。

俺の祖父の人生も尋常ではない。祖父は明治生まれで身長は175cm、体重は80kg。丁度、今の俺のサイズと一致する。明治生まれとしては大柄な方だ。俺が祖父を只者ではないと気付いたのは高校3年の時。バイクの無免許運転で警察に捕まってしまって、就職に必要な自動車免許が取れなくなってしまった時の事だ。祖父は当時の地元警察署長に電話を一本入れ「孫馬鹿だと笑ってくれ。」と言って、俺の無免許運転をもみ消してしまった。後で分かったのだが、戦時中に署長と祖父とは同じ部隊に所属していて、祖父は署長の命の恩人だとか。戦闘であわや一巻の終わりのところを祖父が救ったらしい。どうりで祖父の葬儀の時に沢山の勲章と賞状が並べられたのにも納得がいく。戦後、あんまり敵を倒しすぎて戦争裁判に掛けられそうになり、中国国内を10年間逃げ回ったそうだ。 (叩き上げの一兵卒では珍しいケースだ。)

祖父はとても頑固な男で自分が正しいと思った事は、意地でも貫き通した。そのせいで村八分に3度されたとか。 (父談)一度目は八郎潟干拓の際に「漁師への補償金は網の数で決まる。」との情報を手に入れた祖父は、近所の漁師仲間に「破れた屑網でも金になるからかき集めた方が良い。」と教えた。ところが、使い物にならない屑網などとっくに廃棄した金持ち漁師から逆恨みされてしまったのだ。すぐに村八分に。

二度目は隣の家から出火して自宅が全焼。すると隣の家の主人から「あっちの家から火が移った。」と濡れ衣を着せられ裁判になった。祖父は「自分は恥ずべき事は一切していない。」と弁護士を拒み、裁判で自分を弁護して勝訴。隣の家の主は当時、地元でかなり力を持っていたからまたもや村八分。

三度目は火事の件以来、祖父は地元消防団に入隊。実力を買われ消防団長になった。しかし、村にはお金が無く消防車が買えない。そこで祖父は樹齢100年の御神木数本を「村の為だ。」と、村人の反対を押し切り伐採して売り、消防車を買った。これだけでもひんしゅくだが、いざ火事が起きた時に火元の家がどうにもならんと判断するや、火元の家は見捨てて隣接する家に火が移らない様に消防車で水を掛けはじめた。沈下後、火元の家の者から「あいつは俺の家を見捨てて、自分と仲の良い者の家だけを守った。」と逆恨みされる。そしてまた村八分となる。

そんな祖父が82歳でこの世を去った。

祖父が癌で死ぬ直前、俺にこう言った。
「親の言う事はよく聞けよ。」
「俺はじいちゃんの孫だから、たとえ親の言う事でも「白いモンは白。黒いモンは黒。」って言いてぇ。」と俺。
すると祖父は嬉しそうに「そうか、これで俺も安心して死ねる。」

そして、祖父の人生にも幕が閉じた。葬儀には生前、祖父から恩を受けたという人が大勢参列した。 祖父は俺の自慢の偏屈じいさんさ。

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2007年2月 7日 (水)

セックス マシン

毎度お騒がせします。ピーキーです。
今日、どうしても欲しいマンガを書店に注文した。バブルの時代、「GTロマン」って車マンガで、世の男達にエンスージャストの世界を紹介した西風さんが書いたバイクマンガ「SEX MACHINE」だ。たしかスーパーカブに乗る巨根の少年が主人公のハズ。去年の今頃に、愛知のデパートの中にあったマニア向け書籍を扱うショップで見つけたマンガで、何度か立ち読みをしたが、この頃はカブに全く興味が無かったので結局買わず仕舞い。カブが大好きになった現在、「どうしても手元に置きたい。」と思う様になった訳さ。地元の書店でこのマンガを調べてもらったところ、まだ2巻までしか出ていない。去年に2巻まで立ち読みしたから、続きの3巻がまだ発売されていないという事は、西風さん得意の連載中断&自然消滅かぁ。まぁ、どうあれ注文に至った。俺は「SEX MACHINE」って名に不思議と縁がある。

俺が「SEX MACHINE」って名に出会ったのは、小学6年生の時に買ったレース鳩雑誌のレース結果に優勝「セックス マシン1号」と書いてあった。 (ちなみに準優勝はセックス マシン2号だった。)「凄ぇ名前だな。」と思ったのを鮮明に憶えている。それから大人になった俺は「SEX MACHINE」がソウル界の帝王、ジェームス・ブラウン (JBの愛称が有名)の代表曲の名だと分かる。この曲は、俺がエキストリーム・バイクにハマるきっかけとなったビデオ「GET ON UP」のオープニングに使われていて、 (このビデオの主役、アメリカきってのエキストリーム・ライダー、ジェイソン・ブリットンの愛称も同じくJBだ。)そのおかげでエキストリーム・ライダーの仲間内で携帯電話の着信音をこの「SEX MACHINE」にするのが流行って以来、4年以上ずっと着信音はこの曲だ。昨年のクリスマスにジェームス・ブラウンが亡くなった。「クリスマスに天に召されるなんてJBらしいや。」と思ったよ。’70年代に大活躍のソウルの帝王ジェームス・ブラウン。10年位前、一度だけテレビの生放送 (ニュース・ステーション)で「SEX MACHINE」を歌ったのを見た。腹の奥から搾り出される様な声と、「どんな場面にも対応できるぞ。」と場慣れした感じのその大物ぶりに俺は一発でファンになり、「SEX MACHINE」が大好きになったのだ。この時からこの曲は俺の栄養剤みたいになった。「JB、いつも元気をくれてありがとう。」

かなり遅れしまったが、ジェームス・ブラウンさんのご冥福をお祈りします。  

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