昨晩、シャコタン・カブさんが秋田に来たっつーことで、当然宴が開催された。
馬鹿なカブ談義を真面目に語るカブ好き達。
特に50cc萌え競争(カブ50~80cc限定最高速競争)には笑いが止まらない。
まるじさんの超前傾姿勢で行われるライディングの画像を見せてもらったが、「いつの時代のボンネビル(アメリカの塩湖で行われる最高速競技。)だよ。」って感じ。
70年代の最高速競技車両そのまんまだ。
俺は50cc萌えはやらないが、そのパワーに中てられた。
朝、目覚めてすぐに、「カブ110のエアクリをラムエア・システムに改造しなきゃ。」と思った。
俺は正直けち臭い男なんてチューニングのノウハウは秘密主義。
でも、カブ110(JA07)のエアクリーナーってラムエア・システムに最適な構造なんだよね。
特にエアクリーナー・ボックスの後方にある吸気口が一つなのが良い。
WAVE110やWAVE125は吸気口が二つ。
一つ足りない分、前方に吸気口を設けた時の吸い込みが違う。
後方の吸気口が一つだと、ラム圧が必要以上に掛けられた時の逃がしにも丁度いい。
二つだとラム圧が逃げない様に左手で塞ぐ必要が出てくる。(俺の動画でよく見るでしょ。)
てな訳で、けち臭い俺が珍しくチューンナップの一例を公開します。

まずは、定番のエアフィルター金網外しから。

ノーマルのチェロドーナツみたいな吸気ファンネルをぶった切りして、リューターでファンネル化。

エアクリーナー・ボックス前蓋の下側に吸気口を設ける。

完成!
新設した吸気口の大きさはこの程度が限界で、大き過ぎると先に入った空気が後から入ろうとする空気を押し戻します。
実質的には、前蓋の形状から十円玉一個くらいの吸入口面積です。(吸入口右側から吸い込まれる。)
エアフィルターの縁に入ろうとする空気が当たって、ワンクッションあってからの吸気になるので乱流防止が施されています。
ラムエア・システムとしては理想的な形です。
この後で、エアフィルター側にも整流板を付けたいのですが、フィルターの形状に問題があり、良い方法も只今模索中ですよ。
波怪のミッション修理が完了して、新型形状のマフラーとギア比のセッティングが決まったら装着ですね。
下り坂でも最高速が見物ですねぇ。
原付バイクのラムエア・システムは下りが本命です。
※このラムエア・システムはエンジンが求めるだけの空気を吸わせてやる仕様で、ターボの様な過吸圧は掛かりません。
過吸圧は掛かりませんが、吸気抵抗は0にできます。
あくまでも、エンジンが吸いたい時に吸いたい分だけ吸わせる仕様です。
尚、ラムエア・システム化によって、混合気が薄くなります。
マフラー程度の改造ならばコンピューター制御の範疇でセッティングいらずですが、それ以上の改造を施した場合は燃料調整が必要となります。
ラムエア・システム化は自己責任でお願いしますね。
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