2006年7月21日 (金)

バトル野郎、そこまでやるか?俺。

砂利道最高速アタックの事を書いたら大した事ないってコメントを貰った。全くその通りだ。 (マシンが凄いだけと言ったはずだが)だから今は純粋に自分の技能を問われるエキストームに夢中なんだ。マシンの性能は決して自分の性能では無い。それが分かれば後は己を磨くのみ。ご意見、批判大歓迎!!!俺はこの世で退屈が死ぬほど嫌い。俺の方が凄いと思う者がいれば、ぜひ一度勝負しようぜ。楽しみに待ってる。では今夜もオナニーサイトでも書くか。 (死ぬほど喧嘩好きな俺)

俺はしばらくバイクの世界から離れた時期があった。そんな時に知り合いの子供にミニ四駆を教えられ、子供のおもちゃらしからぬ難しさにハマった。 (俺は依存傾向がある。)その日の晩には本屋に行きミニ四駆の情報を片っ端から集めた。次の日には専用コースを2セット買い、研究の毎日。そして近くの模型店のミニ四駆のコースに通い、速いマシンを見つけてはオーナーの小学生にお願いしてマシンのセッティングを教えて貰う。それだけではまだ足りずラジコン通のバイク仲間にどうすればミニ四駆が速く走れるか相談した。そして年齢制限なしのミニ四駆大会に足を運び、大会に出場しながら優勝者にノウハウを聞いたりしてマシンの創作イメージを頭に描いた。半年後、地元の模型店では馬鹿っ速のお兄さん (子供達から最初はおじさんと言われてたが、俺のマシンが速いのが分かるとすぐに呼び名がお兄さんになった。)として模型店主催の大会ではいつも賞典外扱い。地元の大会が大人が勝つのを恐れ、年齢制限のみの大会になると俺は新たな戦いの場を求めた。

俺のマシンの作り方は大人買い作戦だ。模型店でミニ四駆のシャーシを大量に注文。購入したシャーシを自宅のテストコースで剛性試験をする。その中で試験に合格したシャーシをレースに使い、後はマシンセッティングのテスト用、子供との娯楽用に3つに分ける。だいたい合格するのはシャーシ20個に1個か2個程度だ。 (この当時のシャーシは弱かった。)そして沢山の種類のレース用オプションパーツの中からどんなコースでもそこそこ速い組み合わせの仕様を見つけ出し、確実に完走できる事を目標にした。モーターは比較的に非力なタミヤの公式レース用モーターを好んで使い、非力な分を走行抵抗の軽減やコーナーでスピードを落ちないセッティングでカバーする。もちろん各パーツも精度の良い物を大人買いした中から選び、メンテナンスもラジコン名人から教わった本格的なモノだ。ボディはわざと塗装をせず、純正のシールを使う。 (塗装すると重くなるため)見た目は俺好みのブラフ (実力を隠す事)マシンに出来上がり。鬼の様に金と時間と情熱を掛けたミニ四駆が完成した。

俺は静岡の模型店で遊園地のジェットコースターの様な凄いミニ四駆専用コースがあると情報を聞き、秋田から遠征した。 (3連のループがあり、超タイトなスピードコースだった。)その模型店には1年近く破られていないコース・レコードがあるそうだ。「うちに出入りする子供達は皆メチャクチャ速いです。大人でもなかなか勝てませんよ。」模型店の親父は言った。俺はコースをじっと見る。マシンのセッティングのイメージが湧いた。そして通販で買った怪しげな会社が製造した耐久性がない代わりに馬鹿みたいに回るモーターを使う事にした。 (高価格のわりに寿命は数分)そしてそのモーターに合わせマシンの前傾度を上げたり、飛び出し防止策を講じた。コースインして2分後、コース・レコード達成。模型店の親父に報告。親父は引きつった顔で言った。「大人に本気になられてもねぇ。」俺はその言葉で目が覚めた。子供の遊びを取っては駄目なんだと気が付いた。そして俺はまたバイクの世界に戻ったのだ。

2年後、青森のみやげ物屋で新型のミニ四駆を見つけ、思わず手に取る。昔、俺が求めていたコース走行ギリギリに拡大された幅広ボディ、ロングホィールベース、高剛性のシャーシになっていた。すぐに買い、その夜、自分の集大成的マシンを作った。悦に入り、テレビの上に飾る。次の日、仕事から帰るとその俺の集大成は息子にバラバラにされ無残な姿に・・・。やっぱり俺にはバイクなのか。

そして今年、デカイ兄ちゃんに声を掛けられた。「誰?」その兄ちゃんはミニ四駆時代の俺のファンだそうだ。当時の小学生が俺を見下ろす位成長していた。時の流れは相変らず速い。

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2006年7月20日 (木)

砂利道最高速アタック

060720_00200001 ブログにコメントもらうと元気が出るぜ。今日も危ない遊びの話。’90年代、ビックバイクが最高速の大台300km/hオーバーの実力を持ったとか持たないとかで盛り上がった時代。俺は砂利道で何キロ出せるか挑戦した時期がある。挑戦する前に自分で勝手にルールを決めた。1、オフ車を使う。2、単気筒エンジン。3、コースはダートで主に砂利道で公道。4、チューンナップは無制限。最初の記録は’89年に河北林道で出した155km/h。 (ノーマルメーター読み)車種はカワサキKDX200SRのチューンナップ車。翌年’90年に大潟村の農道で出した。160km/h (ノーマルメーター読み)KTM300TVCのエンデューロレーサー。’91年に大潟村農道でXR630アルベーカースペシャル (XR600改のバハ1000ラリー用マシン)で出した170km/h。 (ヤマハ・アルテシア用180km/hフルスケールメーター読み)’93年大潟村農道をアルベーカースペシャルにホワイトブロス製ダートトラック用レース部品、ミクニTM40キャブレター+ヨシムラ・ハーレーダビットソン用MJN (マルチプル・ジェット・ノズル)で更にパワーアップさせたXR630改660の通称30分スペシャル (30分以上本気で走ると壊れる仕様。)で出した185km/h。 (ホンダ・レース用デジタルメーター読み)’94年大潟村ソーラーライン (ソーラーカー専用コース)脇の砂利道をKTM600LC4にケイヒンFCR39 (AMSフジイ・セッティング)を組んで出した175km/h。 (フルスケール・ノーマルメーター読み)’95年同じくソーラーライン脇をKTM620デュークにケイヒンFCR39+FCR用バクダンキット (ケンソー・AMSフジイ共同開発)を組んで出した180km/h。

以上が俺が出した記録。最高で185km/hがやっとだ。砂利道では180km/hが大台って感じになる。今ならツインエンジンでこんな速度はすぐに出ちゃうと思う。一時はZZR1100で砂利道最高速に挑戦するか?と思ったが、思ったその日の夜から悪夢にうなされる様になったので流石に止めた。砂利道での最高速アタックは意外にすぐ慣れる。なぜなら100km/hも200km/hも道路脇から人や車が出たらどうにもならない状態なので最初から諦めると怖さがなくなる。あの世に行く時は一瞬だ。覚悟が決まると気持ちが楽です。 (安全かどうかは別として・・・)アタックする時はロード用ヘルメットを被る。オフロード用だとバイザーが伏せた時に邪魔になり、外すと風圧でゴーグルが目に食い込む。ウェアはバタつかなければ何でも良い。アタック中はなるべく背中を伸ばしマシンに這うように伏せる。右手はアクセルを全開にした腕が水平になる様にし、左手はハンドルの付け根を持つ。 (よく左はフロント・フォークを持つと言われるが、それだともしもの時のブレーキングにすぐ移れない。)足はつま先立ちでステップに乗せる。予めコースの危なそうな所を頭に入れておき、視線が可能な限り前方を見る。マフラーの抜けがいい時は耳栓も忘れずにした方が良い。林道でやる時はサスを固めないと水溜り跡のギャップで飛ぶから注意。 (国産バイクは特に)最後にバイクの任意保険、生命保険は必ず入る事。

こんな馬鹿みたいな事やるヤツはあまりいないと思うが、世界は広いから俺よりもっと凄い人が沢山いるはず。ただこれだけはハッキリ言える。最高速アタックはライダーが凄い訳じゃなく、マシンが凄いのだから勘違いしない様に。マシンあってのライダーだから。

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2006年7月15日 (土)

独自の世界(エキストリーム・バイク)

Ca280003_1 昨日から夕方になるとモヤが出て湿度がかなり上がった。そのせいでウィリー時のマシンの調子が今ひとつダメだった。今日はジェットニードルクリップ段数を0.5段下げた (薄いワッシャーを使い0.5段を作る)このセッティングのおかげでいつも以上に調子が良くなり非常に嬉しい。今日はエキストリーム・バイクのなかなか教えてもらえない特殊な世界を俺なりに解りやすく説明したい。

エキストリーム・バイクにおいて一番初めにやる事は壊れづらいマシン作りから行う。誰もが初めから上手い訳ではないので転倒、落下その他アクシデントを経験する。皆それは覚悟の上で日々練習に励むがマシンの修理ばかりで練習にならず、経済的にもピンチになんて事も多々ある。だから壊れづらいマシン作りが重要になる。まずはエンジンガード、オフ車では必要ないがエンジンの大きなビックバイクはこれが無いと壊滅的にクランクケース&ジェネレーターに被害がでる。装着するガードは主に鉄製で非常に丈夫に自作&特注で製作した一品物を使用する。やっと最近になってアメリカ製の物が見られる様になったがまだまだ少ない。次はハンドル。ヨーロッパ・スタイルを好む人はトライアル用のアルミハンドルを使い、ラスベガス・スタイル (日本ではウォンウォン系と呼んでる。)を好む人はセパハンのままでトリックをメイクする。オフ車はモトクロス用ハンドルの丈夫な物を使用する。 (俺のジェベルはクロームモリブデン鋼製ハンドルを使用。)日本ではラスベガス・スタイルは少数派で腕力に優れるアメリカ人だからセパハンで良しなのかも知れない。どのマシンも転倒時の破損を考えてハンドルレバーは切り詰めている。次に大事なのがシートレール。 (サブ・フレーム)ウィリーバーを直角ウィリーで路面に擦ったり、足を掛けてウィリーを長時間練習をするとノーマル状態のままでは遅かれ早かれ破損・脱落が起こる。だから皆それぞれのノウハウで補強もしくは新造して大幅に強度を上げる。 (これも死活問題レベルに重要) 

後、目指すトリックのスタイルでもセッティングが変わる。ヨーロッパ・スタイルだとギヤ比の変更はドライブスプロケット (フロント)を2T下げのギヤにした位だが、ラスベガス・スタイルではリアスプロケットに70~90Tの超大径スプロケットを使う。 (通称デカロケ)このデカロケは普通、リアスプロケットを大きくするとトルク感が増すモノのだが、あまりにも大きいためリアタイヤが一回転するためにドライブ側がかなり回転する必要があり、逆にトルク感が激減するらしい。 (トリックがフワフワした感じになる。)またラスベガス・スタイルではこれに左リア・ハンドブレーキが追加されオンザ・シート・ウィリーサークル (シートの上に立ってウィリー状態で旋回する。)等のトリックを容易にさせるのだ。この左リア・ハンドブレーキが曲者でリア・ブレーキマスターに連結している為、リア・ブレーキキャリパーだけでなくリア・ブレーキマスター本体にも油圧が作用するから思った以上に効かない。 (ハンドブレーキを握るとリア・ブレーキペダルが上がってくる。)だからオフ車では調度良いがビックバイクではレバー四本掛けの馬鹿握りをしないと効かない。またハンドル・グリップは細身で引っ掛かりのないタイプを使う事が多い。 (TZタイプが最適。)ノーハンドウィリーなどをした時、ハンドルに手を戻した瞬間、アクセルグリップにグローブが引っかかりエンジンの回転が上がり暴走するのを防止する為だ。

独特なのがエンジンのアイドリング回転数が高い事。3000~4000rpm前後にする。これはウィリーサークルやノーハンドウィリーを容易にするため。しかし、エキストリーム・バイクは回転計を装備しない事が多いのでノーハンドグルグル (バイクに乗りハンドルから手を離した状態でハンドル・フルロック旋回するトリック。)を行い、それに調度良い回転数がだいたいこれ位に相当する。

他にも色々あるが全部はとても紹介出来ないので、ここで俺のジェベルのセットアップを紹介したい。まずは先ほど説明したハンドル (俺はサビ・フェチなので塗料を剥がしワザとサビさせている。)手前のタンクキャップ。長時間ウィリーするとノーマルキャップからガソリンがダラダラ垂れてくるのでFTR250用に交換。 (ワンウェイ・バルブ付き)ステップペダルは硬いステンレス製を用い転倒での破損を無くした。チェンジペダルは踏み付け部をカットし、どんなに転んでも地面に接地して曲がる事が無い様にしてある。またキャブレターにもウィリー時にフロートが下がり、ガソリンがフロ060714_17190001 060714_17220001_1 ート室を満杯状態にし、エンジンがカブるを抑制するためにフロート室の底にリミッター (ネジ)を付けてある。  

エキストリーム・バイクはマシン自体もエキストリームなのだ。 

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2006年7月 8日 (土)

キャブレターという名の舞台

ここのところキャブレターの話を続けたので今回はキャブセッティングについて話そう。キャブセッティングはなぜ難しいか?それはベストセッティングとはどんな状態 (体感的に)か解らない事が一番の原因。じゃぁ、ベストセッティングってどんな感じだよってなるわけだ。俺は幸運な事に、このベストセッティングに出会うチャンスがあった。

埼玉県にAMSフジイというショップがある。ここの親父さんは完璧なキャブセッティングを求めて、まだバイク用シャーシダイナモが普及する以前からとんでもない大金を掛けて実走行に近い状態でエンジンの出力測定出来るシャーシダイナモを開発した。しかも出力、空燃比、排ガス濃度等を測定し総合的にマシンチェック出来るコンピューターソフトも造った言わばキャブセッティングの神様みたいな人だ。 (ここには全国からチューンナップマシンのオーナー達が馬力はあるけど乗りずらいとキャブセッティングをお願いしに来る事が多い。)

俺はここのショップにキャブセッティングを二度ほどお願いして、その際に完全無欠セッティングの試乗車に乗る事が出来た。マシンはXR600でショップ近くの国道を一回りした。とにかく無振動でシルクの様な肌触りの気持ち良い風が身体の横を通る。そしてスピードが凄い勢いで上昇してもそれすら感じさせないスムーズさで素晴らしく速いマシンだった。意地悪く欠点を見つけようとしたが何一つそれらしいモノは見つからない。このマシンに乗った感じを例えるとするならば新幹線が最も近い。後日、セッティングをお願いした俺のKTMを取りに行った時も、引渡し前のチェック試走でやはり試乗車と同じ感じに仕上がっていた。

ベストセッティングは新幹線のイメージを持って出来るだけそれに近づけるのがキモだ。キャブセッティングの仕方を色々な専門家に聞くと手掛ける競技や仕様によって違う様だ。しかし、最終的に最も調子良く走らせる事で答えは一致する。それでは俺のやり方を紹介しよう。俺はキャブセッティングを演劇の舞台に例えて行う。まずは主役選考をする。主役といえばメイン。そうメインジェットから決める。

メインジェットの決め方は単純明快、一番スピードの出るモノで(高速域以外はダメでも良い)同じ速度が出るなら濃い番数の方を選ぶ。これで主役決定。 (この主役だけは一度決定したら絶対変えない)こうやって決めないと最悪の場合、焼き付きを起こす。次に決めるのはスロー系 (スロージェット、パイロットスクリュウ等)しかし、この時は一通り試走出来る状態でいいのであくまで暫定だ。パイロットスクリュウかエアスクリュウの回転数を変えてみて1~3回転の範囲で調子が出ない時はスロージェットを替える。試走の準備がこれでできた。試走では高速域まできれいにつながる感じになる様にジェットニードル、ニードルジェット、ニードルクリップ段数を変更する。キャブの種類によって中速域をニードルでセッティングするタイプとジェットでセッティングするタイプがある。 (クリップ段数はどちらでも出来る)先にクリップ段数を変えてみて許容範囲を超えていたらニードルかジェットを替えてみる。中速域のセッティングを060707_18580001 決めるとまたスロー系をセッティングし、それが決まればまた中速域と、何度も何度も行いイメージに近づけていく。それも全て主役 (メインジェット)を輝かせられる名脇役を探し出すために・・・。 

何度もセッティングを繰り返す事で、多分ここをこう変えたらこうなるだろうと感じられる様になればしめたモノだ。千里の道も一歩から、ローマは一日にしてならず。あの新幹線のイメージに近づく為にね。

あくまで俺流です。参考に

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